インターネットや新聞広告にて行政書士資格を取得するための通信講座が開かれているのをよく目にします。行政書士試験は国家試験ではありますが、受験資格の要求が厳しくはないことが人気に拍車をかけているのでしょう。
たとえば、社会保険労務士や税理士といった資格は、高校卒業しただけでは受験する資格さえ得ることはできないのに対して、同じ「士業」と呼ばれる行政書士は、多くの人に門戸が大きく開かれている資格なのです。また、「行政書士」が就職に役立つ、もしくは独立できる資格とよく言われていることが、行政書士試験に多くの人が関心を抱くひとつの理由かもしれません。
「独立開業」-多くの人があこがれる言葉のひとつかもしれません。一つの事務所の「主」になるということは確かに魅力的なことです。いまの経済的に不安定な時代に、会社員であることに安心感を抱けないと思っている人は少なくありません。
また、日本においては依然として雇用される立場がどうしても弱いのが現状です。某ファストフードサービス会社に関しても訴訟が扱われましたが、店長という名称こそあれ、実質は就業・残業が強く束縛されているのが現状のようです。
そのような中、自分の事務所が持てる、自分でスケジュールを組んで仕事をこなしていけるというのは、魅力的な環境といえるでしょう。現在は、日本国内でもSOHO(Small Office Home Office) が市民権を獲得してきました。行政書士や司法書士をはじめ、士業とよばれる業種はいわばSOHOの走りであるといっても過言ではありません。
自分の持っている技術、能力、知識を生かして、「在宅」で仕事を始めていくのです。もちろん、業務が拡大していけば、いずれは自宅と兼用ではない事務所を別途用いていくことになるでしょう。いずれにしても、「一国の主になる」というのは魅力的なことです。
さて、重要な点は「行政書士という資格が本当に独立開業を可能にするのか」という点です。その答えは、「YES」です。このサイトにおいてそれがどのようにそれが現実となっていくのかを知っていくことができるでしょう。とはいえ、行政書士資格を取得することには、独立開業する以外にもさまざまな利点があります。次のページでは、企業就職時に行政書士資格がどのように役立つかを考えて見ましょう。
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