「自分の会社はあとどれほど持つのだろうか」と不安になったことがあるでしょうか?
決して悲観的な見方ではありませんが、いままでの経済発展とその時代が変化していくスピードから考えても、同じ会社がなにも変化をせずに半世紀以上も持続していくことはかなりの至難の業であるといえるでしょう。生き残るためには常に時代のスピードに取り残されないよう努力し続ける必要があるのです。
それは同時に、いまの会社がもしくはこれから入社する会社がいつ危機的な状況に直面するかわからないということも意味しています。非常に興味深い点ですが、平成19年の行政書士国家試験の受験生を年代別で見るならば、
10代 1.5%
20代 36.8%
30代 33.1%
40代 16.3%
50代 9.5%
60代以上 2.7%
でした。30代以上の受験者が6割以上を占めているわけです。多くの人が、手に職をつけて、いわば自分自身に付加価値をつけておきたいと考えていることが、浮き彫りになってきます。
もちろん一概に受験の動機を断定できません。ただひとつはっきり言えることは、「いつだれが再就職で悩むかはわからない」ということです。もし、あなたがそれを踏まえたうえで行政書士資格取得に目を向けておられるならば、実に先見の明がおありだと言えるでしょう。なぜそう言えるのでしょうか?
多くの資格は、技術が伴うものです。コンピューター言語にしてもシステム管理にしても技術・実務が伴わなければ、資格だけがあっても無用の長物になりかねません。その点、実に頼もしいことですが、行政書士やいわゆる士業資格の場合、そのネームバリューが他の資格に比べて強いのです。
履歴書に記載しても一際目立つことに間違いありません。実際のところ行政書士国家試験を通過した人は、まず誰ひとりとして行政書士業務に通じていません。なるほど、試験勉強から幾らかの法律には通じているかもしれません。しかし、書類実務に関しては、全くの素人であるといっても過言ではないでしょう。そこが、行政書士にはネームバリューがあるといえる所以です。
いわば実質が伴ってはいなくとも、即戦力になるとの強い印象を選考時に与えることができるのです。これが、行政書士資格を取得する大きな魅力の一つであることは否めないでしょう。
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