さて、前ページでは人脈を作るための営業について少し述べました。
結論として、行政書士が傾けるべき営業努力は、いわゆる「飛び込み営業」ではなく、「人のつながりを強める営業」であるということです。
たとえば中小企業の社長とそのような関係になれば、人脈はどんどんと広がっていきます。ですから、迷惑にならない程度によく顔を出すようにしましょう。ちょっとした手土産を持っていくのも大切です。使い古された「手」ではありますが、やはり有効打です。
もう一つ、大切なのは「はったり」です。実際のところ、何かの業務に「自分はプロだ」と感じるほどの経験をするまではかなり時間がかかります。諸先輩方もいつも幾ばくかの不安もありながら、仕事はこなしていっているものなのです。
しかし、すでに「専門家」としての看板を上げているのですから、気後れする必要はまったくありません。自信を持っていきましょう。しかし、出来もしないことを出来るかのように見せることを勧めているわけではありません。行政書士としての自信を前面に打ち出していくということです。ですから、これはただの精神面だけの話ではありません。
例えば、きちんと専門業務を謳った名刺を用いること、ホームページを立ち上げておくこと、センスのよい看板を出しておくこと、車の横に事務所名を書いておくことなどです。「自分はまだ駆け出しなので」などと決して考えないようにしましょう。
今の時代、ホームページを開いておくことは安心感を与えるよい方法です。だれにでも見てもらえる「名刺」感覚でホームページを作ったほうが、よい印象を与えることが出来るように感じます。
ホームページで仕事の依頼が飛び込みでくるとは考えないほうがよいでしょう。不思議とそのような「下心」が見える品のないホームページになり、品格や信用を下げてしまいます。また、個人な趣味や副業なども含めないほうがよいかもしれません。
どうぞいくつかの行政書士事務所のホームページを参考に見てみてください。品のよいホームページを持っていることが、すでに顔をあわせている顧客の信頼を強く勝ち得ることに役立つのです。
また、最近ではいくつかの士業者と企業や個人依頼主の仲介を行うサイトもでてきます。わたしもそのうちの一つのサイトに登録し、幾つかの依頼を受けたことがあります。それらを有効に活用することも、有効な営業方法の一つと言えるかもしれません。
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