変化する社会で増え続ける行政書士の仕事内容

行政書士の仕事は、10年程前には7000種類といわれていました。しかし、現在は10000種類以上の仕事があると言われています。つまり、年を追ってその仕事は増え続けているのです。このグローバル社会、絶えず変化していく社会情勢、インターネット社会が新たな行政書士の参入できる法律分野を切り開いていると言えるでしょう。

たとえば、悪徳商法がはびこって多くの人を悩ませています。それを助けるのが、クーリングオフ悪徳商法解約代行を専門に行っている行政書士の先生です。

外国人の労働者が会社との問題で問題を抱えています。帰化申請をはじめ入国管理局関連を専門に行う申請取次行政書士の先生の出番です。

いつ何時、法律問題に巻き込まれるかもしれません。争訟性のない権利義務の相談に応じそれに関して行われる聴聞や弁明手続きの代理をするのが代理権を有効に活用する行政書士なのです。

実に多くの業務を行政書士が行えるようになってきました。これは最近の規制緩和と積極的に行政書士の権利と業務範囲の拡大のために働いておられる諸先輩方のおかげでしょう。

創造性で切り開ける新しい事業分野

その他にも、簡易郵便局設立認可申請や旅館業営業許可申請、医薬品製造許可申請、離婚協議書の作成なども行政書士の仕事です。交通事故の調査を専門に行っておられる先生たちもおられます。中には家系図を作成することを専門分野にあげておられる先生もおられるようです。

このように行政書士の仕事は一定の書類業務のルーティンワークというよりも、より弁護士に近いような法律上の手続き業務から、クリエイティブな仕事まで数多く含まれています。

しかし、これだけ業務の種類があるといってもそのすべてに行政書士が精通しているわけではありません。開業した場合には、その中から幾つかもしくは一つの業種にとりわけ集中した事務所を展開していくことになるでしょう。では、いったいどの業種を専門分野として選べばよいのでしょうか。