決算書（けっさんしょ）とは、会社の一定期間の営業成績を示した会社の成績表に当たるものです。

したがって、貸借対照表を見ればいくら財産があり借金があるのかがわかり、損益計算書をみれば一年間での売上規模やいくら儲けたのかがわかるようになっています。

税法では決算書、証券取引法では財務諸表、会社法では計算書類と呼ばれるもので、これらはほぼ同一の書類といえます。

決算書の目的は、内部的には経営判断や管理資料として利用され、経営者であれば経営方針をどうするかを決めるときなどに活用されます。

外部的には、会社の株主や取引先、金融機関といった様々な利害関係者に、会社の正しい情報を提供することです。

小さな会社の場合は税理士が代行することもありますが、年度末に代表取締役等の責任により経理担当者が決算書案を作成し、役員会で承認を得た後、株主総会に提出されます。

ここで承認されたものが、決算書として公開されることになります。

株式会社ては、官報、新聞、インターネット等で決算書を公開しなければなりません。