司法試験（しほんしけん）とは、裁判官、検察官、弁護士になるために必要な学識およびその応用能力を判定することを目的とする国家試験のことです。

従来の法科大学院を修了しなくても受験できる司法試験は、2010年度まで実施されます。

受験資格者は、第1次試験となる外国語、一般教育科目の合格者または、大学に2年以上在学し、一定科目を合計32単位以上取得した者に限ります。

試験形式は、マークシート方式の短答式試験と論述式の論文式試験、口頭で答える口述試験の3段階からなります。

試験科目は、憲法、民法、刑法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法の計6科目です。

この司法試験を突破すれば、1年6ヵ月の司法修習を経て、法曹となる資格を得ることができます。

そして、2006年度より法科大学院修了者向けの新司法試験が始まりました。

試験形式は、マークシート方式の短答式試験と論文式試験となり、試験科目は公法系、民事系、刑事系の計3科目です。

また、2011年度以降は、法科大学院を修了しなくても新司法試験を受験できるように、司法試験予備試験が開始される予定です。

試験の形式は従来通りで、試験科目は憲法、行政法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法、一般教養科目の計9科目となります。