事業年度(じぎょうねんど)とは、決算期から次の決算期までの営業年度に準ずる期間のことです。
事業年度は年に1回以上であれば何回設定しても問題はありませんが、決算作業は煩雑なので回数は少ない方がいいでしょう。
また、繁忙期に設定すると業務よりも伝票や帳簿の整理に追われて通常の業務に支障をきたしかねないので避けるべきでしょう。
納税時期と賞与支払い時期が重なると資金繰りが大変になります。
原始定款では、最初の決算日を定める必要があります。
設立日から1年以内とすることになるので、3月10日に設立し、最初の決算日を3月31日にした場合は、第1期の事業年度は、3月10日から翌年3月31日ではなく、同月31日となります。
これですと、わずか21日で決算日が来ることになります。
多くの会社では4月1日~3月31日としていますが、国の年度に合わせているだけなので、開始日も終了日も自由に定めることができます。
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