まず、「何が書いてあるの？」「難しそう」という先入観を払拭することから法律の学習が始まると言えそうです。

独特の法律用語を目の当たりにして、戸惑うのが普通です。大学の法科系で4年間学んだ人でも、司法試験に合格する人の数が、それほど多くないことを考えれば、法律という学問の奥深さが容易に理解できると思います。

しかし、行政書士試験において出題される法令等の問題については、受験資格に制限がないこと等を考慮に入れて、毎日どれ位の時間を学習のために費やせるか、或いは、どういう状況で学習するのか、通学・通信教育・独学によってかなり必要な期間は変わってきます。

通学・通信であれば、経験の豊富な講師によって、出題ポイントの分析などもされていますし、ただ、学校や教材の質に左右される部分もないとは言えませんが、独学で、やみくもに法律の条文を暗記するという、時間の浪費はなくなるでしょう。

通学の場合、開講日により受験年度にずれが生じますが、初心者向け講座で約10ヶ月～1年、通信の場合は、6ヶ月位から設定されています。独学の場合は、一通りの知識を身につけるだけでも、相当の期間が必要です。そこから、基礎となる知識を発展、応用させていく学習を続けるとなると、通学、通信より短い期間で合格ラインに達するのは、難しいと考えていいでしょう。