資格取得の三つの手段、専門学校や予備校に通学、通信教育、独学。この中で通学学習については、受講日は幼い子供の世話をし、家事を引き受けてくれる人がいるという条件を満たせるのであれば、金額的には高くなりますが学習の密度が上がるという点でお勧めの手段です。

あとの二つの手段については何の条件も必要ありません。通信教育なら通学の半分から三分の一以下の負担で、独学に至っては参考書数冊と過去問集などで学習することが出来ます。しかし、法律問題を含め相当広範囲から出題される試験に対応する為には、粘り強く法律を理解し、一般知識を吸収していく必要があります。

法律の知識があり、主婦と比べればはるかに学習環境に恵まれているはずの、法学系の大学生でも簡単に合格できる試験ではありません。家事や子育てをしながら、細切れの時間の中でいかに効率のよい学習が出来るか、通信教育であれば設定された期間を過ぎてもフォローが受けられるオプション的なサービスを利用するなど、短期間の合格にこだわることなく、長期戦を視野に入れてコツコツと積み上げる努力さえ惜しまなければ、家事・育児と学習の両立は十分出来るはずです。