所管の官庁が行政書士は総務省、司法書士は法務省となっています。その点からみて司法書士試験は弁護士資格を得るための司法試験に極めて近い位置にあるといえるでしょう。
また午後3時間だけの行政書士試験に比べて司法書士の試験は午前2時間午後3時間あわせて5時間になっています。多肢択一問題が午前午後共に35問が105点満点でそれぞれ出題され、その上に記述式2問70点満点(20年までは52点満点)があります。午前の択一、午後の択一、記述のいずれかがそれぞれ一定の基準に達しない場合はそれだけで不合格になり、また、この筆記試験で合格しても3ヶ月後に実施される口述試験を受けなければなりません。筆記試験に合格したからといって気を抜くことが出来ません。
年に25000人前後の人が受験し、ここ3年間の合格率はほぼ横ばいで3.4%、合格者数約900人で推移しています。今受験するべきかそうでないかは学習を進めている本人が一番よく分かると思いますので、受験する人はそれなりの自信を持って臨んでいるはずです。
合格率の高低だけで判断できませんが、司法書士のほうが必要になる法律知識については行政書士と比較してかなり広く深いものが要求されるという点だけ見ても難易度は高いといえるでしょう。
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