社会保険労務士（しゃかいほけんろうむし）は社会保険に関わる業務全般に関する手続きの代行や書類作成を行うことを業とする国家資格です。

それらは本来は行政書士業務に含まれていたものでしたが、法改正によって社会保険労務士が分離し、行政書士の業務内容からは社会保険労務士業務はなくなりました。

そのような経過でできた仕事であるため、昭和55年8月末までのあいだに行政書士であった人は、引き続き社会保険労務士の業務の一部を行うことが許されています。

行政書士試験に合格した人は、社会保険労務士の国家試験の受験資格を得ることができます。

行政書士と社会保険労務士の兼業を行っている人は多く、行政書士となった人が業務の幅を広げるために得るほかの資格の中でも最も人気のあるものといえるでしょう。

社会保険労務士は需要はある程度あるものの、行政書士よりも業務幅が少ないため、社会保険労務士として事務所を開設している人の中には創造性豊かに業務を拡大していける行政書士に魅力を感じる人も多いようです。

社会保険労務士の合格率は8％程度を推移しています。