交通事故調査（こうつうじこちょうさ）とは、行政書士の業務内容として最近注目されているもののひとつです。

一般に交通事故の調査を行っている保険調査会社は保険会社からの依頼を受けて行っているため、個人からの依頼には応じないことが多いのですが、その部分をカバーするのが行政書士の仕事になるわけです。

事故の調査には警察署へ行ったり、病院へ行ったりすることもありますが、本人からの委任状を持参することでかなりの程度対応してもらえるようです。

また各種保険申請の書類作成などに関係することもあるかもしれませんが、社会保険に関する書類（第3者行為における傷病届）などは社会保険労務士の業務範囲であるため注意が必要です。

さらに事故に関係する当事者との間に入って示談や交渉を行うことは行政書士にはできませんので、最初から依頼主にできる範囲とできない範囲を明確にしておくことが大切です。

また事故が死亡事故などに至った場合は相続に関する手続きを保険会社などに協力しながら行うなどの業務も含まれます。